2017年3月7日 更新

電力自由化になるとどこがお得なのかを知っておこう!

1995年から、徐々に段階を経て開始された電力自由化は、経済的にはかなりお得な政策と言えるでしょう。敗戦からほんの十数年で、日本は高度成長期を迎え世界の超大国と、その経済において肩を並べる存在になってきました。しかし、その繁栄は長くなく他の各国の技術水準の高まりは、高品質の電気製品はもはや日本のものだけではなく、高品質で低価格を売りにした製品に日本企業は押されつつあります。その対策の一つが電力自由化であり、価格的に電気料金がお得になる事で、生産コストが下がる効果が期待されています。

■日本は電力自由化に出遅れているのか

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世界の情勢から判断すると、日本の電力自由化はようやく訪れたと言っても過言では無く、世界では日本よりも早くこの自由化が行われている国が多くあります。後発組である日本が、出遅れている事は間違いのない事実ですが、逆に電力自由化先進国と言われている各国の状況を把握する事で、見えなくなっていたものやその難題や課題を多く見つけ出す事も可能です。

日本は島国という閉鎖された環境で、特有の文化を多く持っている国ですが、その利点の一つに持ち込まれた文化や科学を上手く反芻する事で、さらにその技術やクオリティを高めてきた実績を持っています。せっかくの技術や科学のベースがあっても、これが応用されなければ卓上の理論となってしまいますので、これを上手く活用していく事が、これからも推し進められるべき科学の発展の仕方とも言えます。

日本の石橋を渡って行く発展の姿勢は、時代を経ても変わる事なく続けられ、電力自由化においても後塵を拝していますが、これからの応用のやり方次第では、再び世界にイニシアチブをとって行く事も可能でしょう。
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■世界の電力自由化策の推移・イギリス編

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世界では多数の国々が、既に電力自由化政策を行っています。各国の状況を見てみると、イギリスでは1988年に発表された電力民営化白書がきっかけとなり開始された模様です。1989年に電気法が施行され、電力業界の分割民営化が決定されると、翌年には国営の発送電局が3つの発電会社と、1つの送電会社に分割民営化されると共に、国営配電局も民営化されました。しかし、直ぐには上手くいかず、プール市場に集められた電力の仕組みでは、公平な市場と価格低下が実現できず廃止される事となります。

やがて2002年に、NETAと呼ばれる個別相対取引システムが導入され、競争的と効率的な取引が可能な市場へと展開され、公正な取引の実現が行われ始めます。その結果各産業も効率化や改革が実施され、日本と同じくセット料金などのサービスも始まる事で、一般家庭にも大きな恩恵が受けられるようになって来たのです。

現在のイギリスでは、毎年契約電力会社を変更するという事も当たり前のように行われており、ショッピングをしたついでに、最寄りの電力供給会社でお得な契約をし、そこでスーパーのクーポン券を貰うという事も一般に行われています。

■世界の電力自由化策の推移・アメリカ編

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自由な国のイメージが強いアメリカでは、慢性的な不況の為に積極な政策が行われ、安い電気料金が経済の活性化として、1992年に成立したエネルギー政策法が、実質的な電力の自由化として取り上げられました。その4年後年にはエネルギー規制委員会によって、送電線を所有しない発電事業者の新規市場参入を認めると共に、送電線の開放を義務化したのです。

そうして消費者がどの地域のどの電力会社からでも、電気を購入する事ができる自由化を導入し、2000年までの間に半数の州で小売自由化の導入する事になったわけです。しかし、大規模な供給トラブルが起こり、各州での自由化の動きは停滞し、現在では15の州とワシントンDCのみの、全面自由化となっています。

この大きな要因とされているのは、電力需要の拡大と天然ガス価格の上昇に付いて行けず、猛暑の影響などによって電力卸売価格の急上昇が見られたせいで、安定した供給の実施ができなくなったせいだとされています。高価な電力卸売価格では、黒字に転換する事が難しく、そのせいで電力を供給する業者も売り渋る事になり、この悪循環によって電力配給がスムーズに行えなくなっています。

■電力自由化とその可能性を積極的に取り入れていこう!

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アメリカでは失敗感のある電力自由化策ですが、成功している州も多くあり、消費者は電力供給にお得な恩恵を受けています。電力の自由化は、社会の方向性の選択肢のひとつであり、日本でも電力元のエネルギー自体を選べる会社も実在しているのです。消費者は新電力会社を選ぶ際に、どのエネルギーを使って発電しているのかも把握でき、実際に石油や石炭に天然ガス、風力や水力に太陽光など自由に選ぶ事も可能で、再生可能エネルギーと呼ばれるグリーン電力を選ぶ方も増えています。

各社の熾烈な低価格競争で、電力使用価格が下がるのは、一般消費者にとって大変喜ばしい事ですが、あまりに度を越してしまうと、質の低下を招く恐れがある事を知っておかなければなりません。企業は無駄を省くことに集中し、過剰な電力生産をしなくなる事で、バックアップ電力の不足も考えられます。

バックアップ電力は、万が一の為の電力を確保するシステムで、想定外の事故やトラブル、天災などが起こった場合に電気を供給できるシステムです。バックアップを引き受ける業者がいなければ、万が一の場合に大きな不安を抱える事に繋がるのです。
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