2017年3月9日 更新

共同住宅で省エネに役立つ部屋の選び方

共同住宅といってもいろいろ種類はありますが、マンションのように1つの建物の中にいくつかの部屋があり、大勢の人が暮らす共同住宅は、戸建てに比べて省エネ対策が難しいイメージです。マンションを選ぶ時に、省エネを可能にする部屋探しのポイントを紹介します。

■省エネチェックで重要なポイント

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マンションのように1つの建物に多くの部屋があり、たくさんの人が生活する場合は、建物の構造や部屋の位置によっては、省エネが難しくなる事があります。既に共同住宅で生活をしている場合は、簡単に引っ越す事ができませんが、省エネを意識してできる事はあります。これからマンションのような集合住宅を探す予定があるなら、事前に省エネチェックをしておくと安心です。

まず集合住宅で省エネを考える時、ポイントとなるのは窓です。角部屋の場合は外壁もポイントですし、最上階なら屋根や屋上、最下階なら床がポイントとなります。窓から熱が逃げるのは戸建てでも同じですが、マンションの場合は窓際対策が重要です。

マンションのようにいくつもの部屋が密集している場合は、断熱材の使い方もポイントです。部屋と部屋の間には、熱橋といってある程度隙間を空けます。この隙間には断熱材を使いますが、断熱材の質が悪いと省エネ率は下がり、断熱材の質が高いほど省エネ率はアップします。断熱材は壁だけでなく、床や天井部分に折り返してあると断熱効果は更に高くなります。

マンションのような集合住宅は、窓のガラスの種類も重要です。窓は二重窓が理想です。マンションを建てる時に二重ガラスを標準オプションにしているマンションは増えていますが、念のため窓もチェックしておきましょう。上層階になるほど窓の形状にも注意が必要です。バルコニーがあれば大きい窓も可能ですが、それ以外のところでは落下防止のため大きい窓は避け小さい窓にします。小さい窓にもカーテンレーレールが付いていれば、カーテンで直射日光が当たるのを防げますが、ないない場合は、ひさしの有無を確認しておきます。

■集合住宅で得をするのはどんな部屋?

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マンションなど共同住宅の場合は、上下左右に部屋があるよりも角部屋が好まれる傾向があります。マンションの構造による違いもありますが、両隣に部屋があるよりも、角部屋でどちらか片方部屋がない方が、他人の生活音を気にしなくて済むからです。こういう意味では最上階も好まれますが、省エネを考えた時、省エネ効率がいい部屋は、上下左右をほかの部屋に囲まれている部屋です。意外に思えるかもしれませんが、省エネを考えるとほかの部屋が自分の部屋を守ってくれるという効果が期待できます。断熱効率の違いは、電気代などにも多少差が出てきます。

上下左右が部屋で囲まれている場合は、角部屋や最上階、最下階に比べて、ほかの部屋が断熱材代わりをしてくれるので、省エネ効率を考えた場合は最高な位置となります。構造がしっかりしていて、断熱材なども高品質の物を使っていると、省エネ効率は高くなりますし、よほどの事がなければほかの家の生活音も気になりません。ただし木造アパートなると少し事情は変わってきます。きちんと考えて造っているマンションであれば上下左右が部屋で囲まれている部屋が一番省エネ効率のいい部屋となります。

逆に最上階や最下階、角部屋の場合はどうなるのでしょうか?上下左右を部屋に囲まれている部屋と比べると、若干省エネ効率は悪くなってしまいます。最上階は太陽の影響を受けやすいですし、最下階は日当たりも悪く地面に一番近いので冷えやすくなります。角部屋もどちらかに部屋がない分断熱効果が下がるので、省エネという意味ではあまり得とは言えません。
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■共同住宅で省エネを可能にする部屋探し

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マンションのような共同住宅では、必ず誰かが最上階や最下階、角部屋にあたります。この場合大手の建築会社では、省エネに関するリスクを前提に建てている事が多いので、やはり大手が手がける集合住宅はメリットも多いです。

これから集合住宅を探すという場合は、省エネを意識して建てているかも確認しておきましょう。可能なら屋上に太陽光発電があり、メンテナンスなども全て管理会社が行ってくれるところがいいかもしれません。蓄熱ヒーターシステムを導入していると、省エネ効率が上がります。部屋の照明はLED照明にするだけでも、省エネ効率は高くなります。

既に部屋が決まっており生活をスタートさせている場合は、リフォームすれば省エネ効率は変わります。しかし賃貸の場合は勝手にリフォームできません。分譲なら窓を二重窓に変えたりすればある程度は対処できます。二重窓にするだけで、夏は涼しく冬は温かくなります。築年数の経ったマンション向けに、省エネ対策としてリフォームを行っている業者もあるので、相談してみるのもいいかもしれません。注文住宅専門の業者ならではの、アイデアやアドバイスがあります。
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