2016年1月14日 更新

2017年4月ガスの小売スタート。プロパンも都市ガスも一緒なの?

ご存知でしたか?電力だけではなく、まもなくガスの小売市場でも販売の自由化が始まります。ガスには都市ガスとプロパンがあります。どちらも同じように自由化が始まるのでしょうか。

2017年4月、ガス小売りの全面自由化が始まる。

ガス プロパン - Google 検索 (24939)

 2017年4月からは、今まで対象外だった全ての小口消費者(一般家庭や個人事務所など)もガス会社を自由に選んで契約することができるようになります。
ほとんどの場合、消費者が契約した「ガス小売り事業者」が、「ガス導管事業者」の導管を使って家庭にガスを届けるというケースになるでしょう。ですから、基本的にはガス導管が整備されている地域(=都市ガスが供給されている地域)にお住まいの方全てがその対象です。
ご存知でしたか?
電力だけではなく、まもなくガスの小売市場でも販売の自由化が始まります。
ガスには都市ガスとプロパンがあります。どちらも同じように自由化が始まるのでしょうか。

1994年以前の都市ガス販売は独占市場。

 一般家庭で使われているガスは、主に「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類。都市ガスはガス導管を通じて供給され、プロパンガスは各家庭にガスボンベで個別に供給されています。このことを考えると、今までもプロパンガス契約に限っては消費者が自由にガス販売店を選ぶことも可能でした。(ただし実際は、賃貸物件などでガス販売店を指定されるケースが少なくありません)。
 ですが都市ガスの場合は少し事情が違い、1994年以前までは地域の「一般ガス事業者」が独占的に販売を行っていました。東京ガスや大阪ガスといったこれらの会社は、一般電気事業者と同じくエリア内での供給義務を負う代わり、地域独占を許されていたのです。ですから、当時は一般家庭だけでなく企業でさえも、自由に都市ガスの契約先を選ぶことはできませんでした。
ご存知でしたか?電力だけではなく、まもなくガスの小売市場でも販売の自由化が始まります。

プロパンガスの最大手企業もガス市場に参戦。

ガス プロパン - Google 検索 (24938)

「プロパンガス」で知られるLPガスの市場で最大手のアストモスエネルギーが電力の小売を開始した。東京電力の管内でLPガスを利用中の企業や自治体を中心にセット料金で販売する。LPガスの市場は自由化されているため、2016年4月から家庭向けでも電力とセット販売が可能になる。
すでにLPガスの市場は自由化されていて、家庭を含めて自由料金で販売できる状態にある。2016年4月に電力の小売全面自由化が始まれば、家庭にもセット料金で販売できる。都市ガスは2017年4月に小売全面自由化を実施する予定で、LPガスよりも1年遅れて電力とセット販売が可能になる。

 LPガスの需要家は全国で約2400万にのぼり、都市ガスの約2900万と比べても見劣りしない規模の顧客を抱えている(図3)。電力とLPガスを安い価格でセット販売できれば、電力事業を拡大できる余地は大きい。

ガス自由化で「ガス小売事業者」と「ガス導管事業者」に

ガスの小売全面自由化に伴って市場構造は大きく変わる。現在のガス市場は家庭を含めて小売と導管の両事業を手がける200社強の「一般ガス事業者」を中心に、大口の利用者に限定して小売ができる「大口ガス事業者」、導管を所有してガスの卸供給と大口の小売ができる「ガス導管事業者」の3種類に分けられている
2017年4月からは「ガス小売事業者」と「ガス導管事業者」の2種類に集約する。利用者は大口・小口を問わず、小売事業者からガスを購入する形態になる

プロパンガスはすでに自由化が始まっている。

ご存知ない方が非常に多いのですが、プロパンガス業者は自分で選ぶことができます。料金が自由化されているのに、ガス会社を選択しないのは本当にもったいないです。

仮に現在、

基本料金:1800円
従量単価:550円(1m3あたり)

という料金体系だとします。これが、プロパンガス業者を変えることで、

基本料金:1500円
従量単価:350円(1m3あたり)

となったとします。
この場合の料金を4人家族のプロパンガス月間平均使用量約11m3で計算すると…

プロパンガス会社が違うだけでこれだけ変わるガス料金


月間で2500円、年間で3万円、そして10年間でなんと30万円も変わります。

生活はなにも変わらないのに、ガス会社を変えるだけで、これだけの差額が出るって、ちょっとスゴくないですか?

都市ガスとプロパンガスの違い

ガス プロパン - Google 検索 (24942)

原材料が違う

原料で比較してみると、都市ガスはメタンを主成分とした「天然ガス」、プロパンガスはプロパンやプタンを主成分とした「液化石油ガス」という違いがあります。どちらも本来は無色無臭ですが、ガス漏れ対策のためにあえて特殊な匂いが付加してあります。ちなみに、都市ガスは空気より軽いので天井付近に、プロパンガスは空気より重いので床付近にガスが溜まるという特性があります。
供給方法が違う

全国的な普及率はほぼ同じくらいですが、各家庭へのガスの供給方法に大きな違いがあります。都市ガスの場合、街の地下に張り巡らされたガス導管を経由してガスを送りますが、プロパンガスの場合、ボンベを家屋に設置してガスを送ります。従って、プロパンガスの方が整備が容易な分、災害発生時の復旧が早いというメリットがあります。
火力が違う

また、プロパンガスの場合、全国どこのガス会社でも同種のガス器具を使用できますが、都市ガスの場合、地域によって種類が異なるためガス器具を買い替えなければならない場合があります。火力もプロパンガスの方が2倍近く強く、美味しい料理を作る際にとても重宝します。
都市ガスとプロパンでこんなにも番ったことがあるんですね。

火力はコンロの差だと思っていました。

プロパンは料金が高いとは思っていましたがメリットもあったんですね。

でも、同じプロパンでも自由化が始まっているので会社によって不当に料金が高い場合があるんです。

そんなときはどうしたらいいのでしょう。

プロパンガス料金消費者センターってご存知ですか

ガス プロパン - Google 検索 (24941)

プロパンガス料金消費者センターは「ガス事業者と消費者の間に立ち、消費者が納得できる価格市場整備」を目的に発足した団体です。プロパンガスに関する相談や要望に応じた優良なガス会社の紹介まで、すべて無料で行っています。

サイトにある「料金自動診断」では、現在お使いのガス料金が適正かどうかの判断を自動で算出してくれます。

そのうえで希望すれば、月のガス料金マイナス5000円を目指し、現在のガス業者さんに値段交渉、もしくは適正な価格で契約可能なガス会社を紹介してくれるというサービスです。

すごいのは、このサイトを通じてガス業者の変更をした場合、手数料や工事費などは一切掛からないという点です。(※極端な築浅物件は例外のケースもあるそうです。)しかも、業者都合の一方的な値上げを抑制するアフターサポートまでつき、ガス料金が適正価格で維持するように継続的にフォローしてくれます。
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