2016年1月6日 更新

【日本のガス事情】 自由化される日本のガス、現状はどんなの?

毎日の料理やお風呂など、あまり考えずに使っていたガスについて知っておきましょう。日本のガスの現状って?

日本のガスは大手3社が7割のシェアを占めている

電力は関西電力・北海道電力といった大手が各地に存在していますが、ガスの場合には3社(東京ガス、大阪ガス、東邦ガス)が日本の3大会社として君臨している状況です。
そのシェアは7割にも及ぶとみられ、自由化によってどのようにこのシェアが変化するでしょうか。
ガスの小売全面自由化は2017年4月、電力とセット販売が可能に(スマート・ジャパン) | Finance GreenWatch (23561)

市場の規模が大きい関東圏では東京ガス、関西圏では大阪ガス、中部圏では東邦ガスが圧倒的なシェアを握っていて、年間のガス販売量でも他の事業者を大きく引き離している。3社を合計すると約7割のシェアを占める。
 東京、大阪、東邦の大手ガス3社は28日、ガス小売りの全面自由化を受け入れる方針を示した。都市ガスの販売シェアで約7割を占める大手の姿勢を受け経済産業省は新規参入のための制度の設計を急ぐ。家庭や商店に誰でも自由にガスを売れるようになれば、競争の促進で料金の引き下げにつながる可能性がある。
東京ガス、大阪ガス、東邦ガスのガス大手3社が、2017年に予定されるガス小売りの全面自由化を控え、「総合エネルギー企業」に向けた対応を急いでいる。

地元の企業や家庭を相手にほぼ独占的に事業展開できた時代が終わると見られるためだ。

大手3社以外は残りの3割を争っている現状

家庭を含めて都市ガスを販売できる事業者は全国で200社以上ある(自治体を含む)。ただし地域によって偏りが激しく、関東には約90社がひしめく一方で、四国と沖縄には1社しか存在しない(図5)。複数の事業者が集まっている地域でも大手と中小が混在していて、それぞれサービスエリアを分けて共存しているのが現状だ。

ガス導管はまだまだ未整備。整備されていない地域が多い

都市ガスの供給区域と導管ネットワーク

都市ガスの供給区域と導管ネットワーク

出典:資源エネルギー庁
現在の導管ネットワークは需要の大きい都市部を中心に整備が進められた結果、特定のエリアに集中して地域間では分断されている状況だ
。電力の送配電ネットワークと比べた大きな違いで、ガス市場の活性化を阻害しかねない。

ガス導管が通っていない地域はプロパンガス(LPガス)を使用している

引越しでガス料金が高くなる?ガスの引越しの注意点と自由化 | 引越しラクっとNAVI (23519)

プロパンガスは、ブタン。都市ガスは、メタンを主原料にしています。が、そんなことは、どうでもいいですよね。大事なことは、プロパンガスは、空気よりも重く、都市ガスは、空気よりも軽い。これは覚えておきましょう。

ですから、ガス警報装置は、プロパンガスの場合は高さが低いところについていますし、都市ガスの場合は高さが高いところ(天井など)についています。

料金については、都市ガスよりも、プロパンガスの方が高めです。

プロパンガスの料金は都市ガスよりも高い

消費者のためにならないガスのシステム改革 全面自由化でガス料金は下がらない -  石川和男 (2/2) (23528)

2017年に「完全自由化」されるのは都市ガスです。LPガスは1996年にすでに全面自由化されてます。そのため価格はすでに自由料金になっています。
私たちが知っているガス会社というのは、公共的な意味合いの大きい都市ガスと、民間会社が自由に営業をしているプロパンガスがあります。
どちらもメリット、デメリットはあるものの、総じてプロパンガスの方がガス料金が高めという、大きなデメリットがあります。
プロパンだと都市ガスと比べて、一人暮らしで4000円、家族だと10000円程度高く付いてしまいます。

よって、その金額を出して都市ガスの物件に住むのと、実質変わりありません。安くてプロパンだと最高ですが、地域的に難しい所もあるみたいなので、頭の隅にでもおいといてください。

既に自由化されているプロパンガス、今から自由化する都市ガスの普及率は?

都市ガスとプロパンガスの普及率|都市ガスが普及しない理由とは? (23570)

日本での都市ガスとプロパンガスの普及率は、ほぼ半々です。わずかにプロパンガスが多いですが、オール電化住宅の普及でガスを使う家庭は減少傾向にあります。

比較的大きな市や町など人口が密集した地域や新しい町では、ガス管が整備されているため都市ガス割合が多く、反対に人口の少ない地域や古い町や田舎などでは、プロパンガスの割合が多い傾向にあります。
資源エネルギー庁が発表している公式データによると、2013年時点で都市ガスの需要家件数は約2900万件で53%。

一方、プロパンガスの需要家件数は約2500万件で44%となっています。普及率で比較すると、若干都市ガスのほうが普及しているようです。

日本のガスは自由化でどのように変化していくのかは不透明

日本のガス事情は以下のようです

・一般家庭では都市ガスかプロパンガスが使用されている
・都市ガスは大手3社(東京ガス、大阪ガス、東邦ガス)が7割を占めている
・プロパンガスはすでに自由化されている
・プロパンガスは都市ガスよりも高価
・都市ガスもガス導管パイプラインは限定的

2017年4月から都市ガスも自由化が始まりますが、この現状がどのように変化していくのかはまだ不透明です。
自由化によってどのように私たち消費者が恩恵を受けるのか、しっかりと現状を見極めて動かなければなりませんね。
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にんまり にんまり