2016年1月31日 更新

《ガス小売自由化の前に》ガス事業の現状。

今のガス市場は各地域ごとのガス会社が大きなシェアを独占している状態です。震災後に建てたおうちはオール電化ではなく、ガスを使用したものも多くなっていてガス市場はわずかに拡大しています。ガスの小売り自由化の前にガス市場の現状を知っておきべきです。

都市ガス事業の現状

ガス - Google 検索 (29177)

都市ガス事業(一般ガス事業)は都市部を中心に普及しており、供給区域は国土の6%弱となっております。
現状の利用件数は約2,900万件であり、LPガスの利用件数(約2,400万件)とほぼ同数となります。都市ガスは大小様々な約200の事業者が地域密着で事業を展開しており、電力の10社体制と比べると細分化されております。
市場の規模が大きい関東圏では東京ガス、関西圏では大阪ガス、中部圏では東邦ガスが圧倒的なシェアを握っていて、年間のガス販売量でも他の事業者を大きく引き離している。3社を合計すると約7割のシェアを占める。
今のガス市場は各地域ごとのガス会社が大きなシェアを独占している状態です。

震災後にガスの導入を決めた家庭は多い。

ガス ガスファンヒーター リビング - Google 検索 (29182)

需要が伸びているのは都市ガスで、過去40年以上にわたって販売量が増え続けている。ここ数年は横ばいの状態だったが、再び勢いを取り戻し始めた(図1)。特に東日本大震災が発生してからは、防災対策も兼ねてガスを導入する事例が増えている。
我が家も家を建てる際、オール電化にするか迷いましたが、震災の時に電気のほうが

復旧に時間がかかったことや、ガス管に何かあったとき電気代、が急に上がったときなどリスクを

分散するという意味でガスも引くことにしました。

東日本大震災後は同じような考えを持つご家庭が増えたようです。

ガス自由化は段階的に行われていた。

ガス - Google 検索 (29178)

ガス自由化の進み具合としては以下のような感じだそうです。

・1995年(平成7年)からスタート(電力よりも5年早い)
・小売の自由化が小口利用者=家庭用を除いて完了
・自由化されている市場の供給量のうち17%が新規参入事業者(2011年度)
ガス小売り自由化2017は年からというイメージが定着しつつありますが、実はガス自由化は

電力自由化よりも早い段階から徐々に行われていたんです。

御商売されている方はご存知の方もいらっしゃるでしょうが、家庭用以外のガス料金の自由化はすでに

始まっているのです。

知らなかった!なんて方はガス代が安くなる可能性がありますね。
ガス事業の自由化は1995年に年間使用量200万立方メートル以上の大工場などで始まり、1999年に100万立方メートル以上(大型商業施設など)、2004年に50万立方メートル以上(中規模工場など)、2007年には10万立方メートル以上(小規模工場など)と、順次自由化され、利用者とガス事業者の交渉で料金を決められている。

残る10万立方メートル未満の小口契約(一般家庭や商店など)は今もガス会社の「地域独占」が認められていて、消費者は自由にガス会社を選べない。今回見直すのは、この最後に残った小口契約で、都市ガス市場の約4割を占める。

ガス会社の市場構成が変わる。

 ガスの小売全面自由化に伴って市場構造は大きく変わる。現在のガス市場は家庭を含めて小売と導管の両事業を手がける200社強の「一般ガス事業者」を中心に、大口の利用者に限定して小売ができる「大口ガス事業者」、導管を所有してガスの卸供給と大口の小売ができる「ガス導管事業者」の3種類に分けられている
2017年4月からは「ガス小売事業者」と「ガス導管事業者」の2種類に集約する。利用者は大口・小口を問わず、小売事業者からガスを購入する形態になる

新規参入会社によってシェアが大きく変わる。

ガス ガス会社 シェア - Google 検索 (29180)

ガス市場の開放度を見るうえで、ひとつの指標になるのは新規参入事業者によるシェアの伸びである。1995年に小売の自由化が始まって以降、ガス会社以外の事業者でも大口の利用者にガスを供給できるようになり、その供給量は年々増えている。2011年度には自由化されている市場の供給量のうち17%を新規参入事業者が占めるまでに拡大した
電力自由化と同じように、他社が参入したり、電力や電話などの通信費とセットで割引になると

どんどん価格が下がってくると言われています。

自分にとってどの会社のどのプランがお得なのか調べなければいけないのは最初は面倒だと思いますが

固定費の節約は家計をぐっと楽にしてくれることでしょう。
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