2016年1月14日 更新

《電気と一緒?》電力自由化に次ぐガス自由化って何?

電力自由化の次にガス会社も自由化って聞くけど、それって電力自由化と同じ様なものなんでしょうか。

電気とガスの自由化への動き

ガス会社 - Google 検索 (24858)

2013年の11月は、エネルギーの自由化を巡って、2つの大きな動きがあった。一つは、13日の改正電気事業法の成立である。いよいよ、電力の自由化へ向けた後戻りできない一歩が踏み出された。もう一つは、その前日12日のことであった。資源エネルギー庁総合資源エネルギー審議会に設置されたガスシステム改革小委員会の一回目の会合が開かれた。
電力の自由化と同様、ガスにも自由化を取り入れるかどうかの議論が開始されたのである。ガスシステム改革の目的の一つには、新たなサービスやビジネスの創出がある。電力システム改革との相乗効果により、複合的なサービスの創出が期待出来るということである。これにより、ガスと電気の関係はどのように変わるのであろうか。
都市ガスの小売りは、電力の全面自由化が行われる2016年の翌年2017年に全面自由化されることがガス事業法案にて予定されています。

都市ガスの販売は1995年から段階的に自由化されており、大量需要家(工場など)への販売はすでに自由化されている一方、家庭向けへのガスの販売はまだ既存の都市ガス業者に独占されています。しかし経産省は、2017年以降、登録さえすれば、小売りを始められるようにする方針でいます。現在、家庭向けの都市ガスは、地元のガス会社からしか買えないことになっていますが、電力と同じように小売りも自由化された場合、私たちの選択肢はさらに広がることになります。

電気とガスは昔からライバル関係

ガス会社 ライバル - Google 検索 (24859)

歴史的に見て、電気とガスは互いにライバル関係が続いていた。
 1870年、日本最初のガス会社である日本ガス社中が設立され、1872年に同社により横浜のガス灯が整備された。これが日本でのガス供給事業の始まりである。当時のガス事業はガス灯という光源の提供が中心であった。それから10年が経過した1882年、日本最初の電力会社である東京電燈会社が設立され、日本の最初の電力供給事業として1887年に鹿鳴館の白熱灯が点灯された。ガスが先行していた光源市場に、電気という代替技術が参入したのである。その後、電気は、安全・無臭・安定という特徴と、コスト優位性により大きく普及し、ガス灯はほぼ姿を消した。明治期の光源市場における電気とガスの争いは、電気に軍配が上がったのである。
このようなエネルギー間の競争を経て、光源利用は電気、熱源利用は主にガスという、エネルギー利用上の棲み分けが生まれた。エネルギー間競争はしばらくの休息を迎えたのである。
 また、制度上も電気事業とガス事業の区別が確立していった。電気事業法とガス事業法が整備されたが、電気、ガスともに、地域独占が前提であり、電気事業者、ガス事業者がその他の事業を営むことを禁止する規定が盛り込まれた。電気事業とガス事業は別個の存在となったのである。

シェアの高いガス会社は?

現在東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの大手3社が市場の7割のシェアを占めています。
電力・ガスの小売自由化が始まるとどのようにシェアが変わるのでしょうか。

この3社、一歩有利といった感じですね。

ガス自由化を具体的に。

ガスは2017年(平成29年)に完全自由化される予定。
登録するば企業はガスの小売りを始めることができる。
「総括原価方式」(ガス会社が経費に一定の利益を上乗せして料金を決める方式)をなくす。
ガス導管も新規参入企業が必要に応じて設置できるようになる。
ガスと電力のセット販売や、それ以外にもインターネットとのセット販売なども開始されると予想されます。例えばソフトバンクは自社で作った電気と携帯電話のセット割引などを計画していると言われています。

セット割引も加速。

ガス会社 総合サービス 電機とガス - Google 検索 (24861)

ガスより1年早く全面自由化される電力会社がガス会社より先にセット割引などのキャンペーンを開始した場合、ガス会社にとっては先に顧客を電力会社に取り込まれてしまう形になってしまいます。そのため、多くのガス会社から不満の声が上がっています。よって、セット販売は、ガスの自由化を待って、同時期に行われることになりかもしれません。
新規参入者が増えて料金の値下がりが期待されるほか、電気やガス、通信といったサービスを組み合わせる「セット販売」も“目玉”となる。だが、自由化は電力は16年、ガスは17年と時間差があるため、ガス会社は自由化された電気とガスのセット販売を16年から始められるのに対し、電力会社は17年のガス自由化までセット販売が始められない。この時間差について、電力業界は「販売が不利になる」と焦燥感を募らせている。
ガス会社 ライバル - Google 検索 (24860)

携帯電話大手のソフトバンクは自社でつくった電気と携帯電話のセット割引を検討しているとされる。また、「ENEOS」ブランドで知られるJX日鉱日石エネルギーといった石油元売りは、電気とガソリンを一緒に販売することを検討している。そのほか、ハウスメーカーや保険会社なども自社商品と電気をセットで販売しようと、参入機会を狙っている。

東電も、電気と携帯電話契約のセット販売を目指し、NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの携帯電話大手3社と提携する方向で交渉に入る見通しだ。4月中にも提携先を絞り込んで基本合意を目指し、16年度にもサービスを開始する。

東電は電気と携帯電話をセットで契約することで料金を数%割り引くことを検討する。携帯電話会社の窓口で電気の契約を受け付ける、といったサービスも実現する可能性がある。
電力自由化と一緒でガスの小売自由化にもいろんな会社が新規参入してくる。

電力自由化が咲きにはじめるのでガスの方がサービスにも割引にも少し有利な状況です。

ガスの自由化まで料金形態や割引を明確にしない会社もあるようなので本格的にサービスがそろうのは

2017年ごろになりそうです。

今後は総合エネルギーサービスとなるか。

ガス会社 総合サービス 電機とガス - Google 検索 (24862)

セット販売で「大きなウエートを占める」(大手電力関係者)のは、なんといっても電気とガスのセット販売だ。電気とガスはほぼ全ての家庭で使われ、暮らしに欠かせないサービスだからだ。電力とガス会社は検針や料金徴収などでノウハウを持っており、自由化の主戦場は「電力とガス会社」とみる関係者は多い。

ガス業界の動きは迅速だ。東京ガスなど大手ガス会社は、16年に電力が自由化され次第、ガスと電気のセット販売に乗り出す構え。LPガス大手のアストモスエネルギーは2月から、工場など大口向けの電力小売りを開始。全面自由化を見据え、系列の特約店がLPガスと電気をセットで販売できるよう、支援態勢を構築する考えだ。
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