2017年3月10日 更新

電気料金の地域比較は、やっぱり地方は安いのか

電気料金は地域によって大きく差があります。差があるからといって安易に引っ越しすることはできませんが、自分たちが住んでいるところがどうなっているのかは知りたいですよね。そこで、今回は電気料金の地域比較をお伝えします。

■電気料金の地域差はいったいどうなのか

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電気料金を少しでも安くするために、どのような方々もちょっとした工夫を行っていると思いますが、住んでいる地域によって間違いなく差は出てしまうものなのです。それは基本料金の差からくるものかもしれませんし、気候や天候の差からも来るかもしれません。冬寒くて夏が暑い地方は間違いなく電気代が高くなってしまうでしょうし、豪雪地帯では冬の電気代が間違いなく雪が降らない地方より割高になってしまいます。

このように様々な条件がありますが、自分たちの住んでいる方々の地域差がどうなっているのかはやっぱり気になります。それを知ることで「自分たちの地域は使いすぎているのか」とか「自分は他の人たちよりも間違いなく節約できている」といった考察をすることができるので、有用な情報として使うことができます。

■電気料金の地域比較を詳しく解説!

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各電力会社の標準プランとして一般家庭の方々に使われている「従量電灯」プランの30Aにおける1ヶ月の電力料金を電力使用量300kWhで2015年5月のデータをもとに算出したデータでは、北海道電力9,353円、東北電力8,528円、東京電力8,866円、中部電力8,540円、北陸電力7,164円、関西電力8,181円、中部電力8,034円、四国電力7,821円、九州電力7,708円、沖縄電力7,708円となっています。

料金が高いのは北海道電力、東京電力、中部電力の順番ですね。逆に安い順番では北陸電力、沖縄電力、九州電力となっておりました。北海道電力と北陸電力の差を見ると2,200円もあるので年間だと25,000円以上の差ができてしまうのです。これはかなり大きな差であり、住んでいる方々からするとどうにかしてほしいとすら感じてしまうものなのではないでしょうか。

■電気料金の地域比較における差が大きいのは何故か

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電気料金の地域差が出てしまう最大の利油は電気の送電費用にあると言われております。というのも、地域によって火力発電所といった発電施設の数は大きく差があり、面積当たりの施設数に大きな差が生じるのです。近距離であればあるほど電気の送電費用がかからないのでその分安く設定することができると言われております。また、沖縄のような地方は暖かい気候のために冬の電気料金が安くなる傾向にあり電力使用量が少なくなるので発電設備費用も抑えられるのです。そのため、相対的に費用を抑えることができるので、電気料金も安くなってくるのです。

それ以外にも燃料費調整額に大きな差があるのでその影響も受けていることでしょう。東京電力の燃料費調整額は1kWhあたり1.85円と割高ですが、北陸電力の燃料費調整額は1kWhあたり0.16円となっているのでそれだけでものすごい差がついてしまいます。もともと燃料費調整額というのは燃料費調整単価に使用電力量をかけて出てくる数値なので、使えば使うほどこの差は大きくなり、地域格差が一気に広がってしまうのです。

停止中の原子力発電所の費用がどれだけかかっているかによっても変わってくるでしょうが、発電所の数や基本料金の違い、燃料費の問題をどの程度受けているかによってここまで大きな差が出るようになってしまうのでしょう。

■北海道の料金が高すぎる…

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地域料金格差を見ていただくと間違いなく出てくる言葉が、「北海道高すぎ!!」ではないでしょうか。おそらく、この格差を見てしまった北海道市民は怒りの感情すら覚えてしまったはずです。それもそのはず、北海道料金は他の地域と比べると基本料金が段違いに高いと言われております。使用電力に対しても高額になっているので、地域差が非常に大きいのです。

その最大の理由が原子力発電所が停止してしまったことと、火力発電所が大半で燃料費高騰の影響を非常に受けやすい環境になってしまったからです。火力燃料費が急激に増加したことに対する悪影響が、北海道の電気料金に大きく影響してしまったのは北海道市民に大きな悲しみを残しています。

また、東京電力も地域差が酷い理由は福島第一原子力発電所事故で原子力発電所が停止しており、その影響を震災後からずっと受け続けていること、そして火力燃料のLNGが高騰の影響を受けてしまったためです。電気を送電するための設備が多いため、送電ロスが多く、原子力発電所で停止中の費用も含まれていることも影響しているでしょう。

■電気料金の地域比較について まとめ

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電気料金の地域差は思ったよりも大きかったと感じた人が多いと思います。停止している原子力発電所の保守費用や事故収束費用といったものも電気料金に含まれているので、東京電力は福島原発をどうにかしない限り、電気料金が安くなることは無いとすら言われているのです。いくら市民が訴えてもどうにかできるとは思えないので、少しでも安くするために、電気料金プランを変更してみてはいかがでしょうか。
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