2016年1月14日 更新

【必読】 ガス・電力の小売り自由化で、消費者が気を付けるべきポイント

電力自由化が2016年4月からスタート、その1年後の2017年にガス自由化がスタートすることとなっています。電力だけではなくガスの小売り自由化によって、多くの会社が電力・ガス事業に参入し、価格競争も激しくなると予想されまます。そのような中で、我々消費者が気を付けなければならないポイントとは何でしょうか?

電力自由化は2016年、ガス自由化は2017年にスタート

未曾有の大災害を引き起こした東日本大震災の経験から、国はエネルギー事情について大きく見直し始めました。その1つとして自由化政策が挙げられます。
日本では電力自由化が2016年、ガス自由化が2017年にスタートすることとなりました。
都市ガス小売の全面自由化について|コラム|新電力ネット (24266)

2017年4月からは、今まで対象外だった全ての小口消費者(一般家庭や個人事務所など)もガス会社を自由に選んで契約することができるようになります。ほとんどの場合、消費者が契約した「ガス小売り事業者」が、「ガス導管事業者」の導管を使って家庭にガスを届けるというケースになるでしょう。

ですから、基本的にはガス導管が整備されている地域(=都市ガスが供給されている地域)にお住まいの方全てがその対象です。

ガス自由化が始まると、消費者が注意しなければならない点が出てくる

電力自由化でも本当に電気料金は下がるのか?どんなプランが登場するのか?といった不安要素はあがっていますが、これにガスの小売り自由化まで加わると、消費者にとって注意しなければならない点も加速度的に増えると予想されます。

個人のライフスタイルや考え方によって、ガス会社を選択できるというメリットはありますが、どのような注意点があるのでしょうか?

注意点① 多岐にわたるプランを注意して選択しなければならない

東京電力という1つの会社だけをあげても、さまざまな異種会社と提携して新たなプランを構築しているようです。
ガスの小売り自由化によって、電力会社や新電力会社、ガス会社が自由に提携し、プランを提供していくと考えると、セット割などのプランの数も想像以上に上ると予想されますね。

消費者にとって選びきれるかな・・・という不安が残ります。
電力「セット割」、首都圏が主戦場に  :日本経済新聞 (24263)

想像しただけでも混乱しそう……ガス代や携帯電話とのセット割引など、他の料金と組み合わせたプランが登場してしまうと、何が一番オトクなのかも判断できなくなりますよね?
セット割といえば携帯電話と光回線が有名だが、今後は電気やガス、各種のポイントサービスなどを加え、大きくまとめて消費者を囲い込もうとする動きが活発になりそう。特に東電の牙城であり、顧客も多い首都圏では激しい戦いが繰り広げられるとみられている。

注意点② プランないように不透明性がでて、騙されるかもしれない

電力会社がガス自由化によってガス事業を展開し、ガス会社が電力自由化によって電力事業に参入することになるエネルギー自由化政策。
事業展開を進める各会社にとって顧客獲得は会社の存続にかかわる重要なポイントです。

自社が提供しているプランで、デメリットなどの情報を提供してくれる会社はどこまであるのでしょうか?

公平な(中立の)立場にある会社などから情報を仕入れるのが良いかもしれません。
ヤフーショッピングで詐欺行為にあわない方法。エルショップ事件。 (24268)

事業者は、自由化すればするほど競争上の地位を確保するため、自社に都合の良い最低限の情報しか提供しない。これは当然のことであり、これにより消費者に対する透明性は後退する。

今後は消費者が料金プランを正しく選択するために「中立的な立場」が活躍しそう

2016年以降、電力自由化、ガス自由化によって様々な料金プランが登場すると予想されます。
私たち消費者はどのように自分に合ったプランを選択し、どのようにライフスタイルに合わせたガス会社や電気会社を選べばよいのでしょうか?

顧客獲得のために、自社に不利な情報は隠されるかも・・・そう考えると選ぶのにも自信が持てませんね。
今後はそういった悩みを抱える多くの消費者を救うべくして、どこの会社にも癒着していない「中立的な立場」の会社が活躍しそうです。

また、騙されてしまった・・・といった消費者を救うべく会社も頼りにされそうですね。
淺說「中立」 | 力哲 | 香港獨立媒體 (24272)

イギリスでは消費者が簡単に、様々な電力事業者の安い電力、ガス料金プランを見つけて変更できるようになっています。現在18社が電力、ガスの販売をしており、セインズベリー(Sainsbury)というスーパーマーケット事業者や生活共同組合(Co-operatives)など、生活に密着した事業者もあれば、主に自然エネルギーから得られた電力を販売しているところもあり、それぞれの会社が多種多様なメリットを持つプランを提供しています。

それらの中から自分にぴったりの料金プランを探すのは数が多すぎて大変なので、簡単に料金プランを比較でき、すぐに切り替えまでできてしまうウェブサービスがイギリスには存在します。イギリスの消費者はそのウェブサービスを利用して電力会社や料金プランを選んでいるのです。
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